どうでもいい話。

Kyoko Okey

2008年11月12日 11:36


どうでもいい話。


事務所の脇の自動販売機のそばに、
小さい水槽が3つ並んでおいてあります。

ここんちの小さな子が、飼っているんでしょうかね。
お祭りの金魚が飼われていたり、
ザリガニがウニョウニョいたり、夏には、クワガタだったり・・・
水槽の中身がコロコロ入れ替わっていて
(しょっちゅう変わりすぎってのは置いておいて)

コーヒーお茶を買いがてら、
その水槽を覗くのが、ちょっとした楽しみだったりするんです。

秋も深まってきた10月中旬のこと、
水槽からクワガタの姿がなくなってから久しくなってきました。

新しいペットが入るのもそろそろかなー、
なんて水槽を覗くと、

おおーーー。

どうやらニューフェイスが入ったようです。
今回も、水ではなく、中には土が敷いてあります。

今回も昆虫なんでしょうか?
大きめな木の切り株のような物が見えます。
1つの水槽に2本ずつ入っているので、
よっぽど恥ずかしがり屋な虫なのか、こりゃ探すの大変だぞ。

なんて、どこかにカサっと動くものはないかと、水槽をしばし凝視・・・・。

ふと、水槽の横に手書きの木の札がぶら下がっているのに気づきました。

かまぼこの板で出来たその札に、マジックでこう書かれていました。



シメジ



はて?シメジ??
一瞬、私の猿脳は、
シメジというマムシの親戚なようなモノを作りかけようとしました。

なんと、次のペットはしめじ・・・そう、キノコのシメジ。


金魚 ーー> ザリガニ ーー> クワガタ ーー>シメジ。


秋の深まりと、諸行無常をヒシヒシと水槽に感じ、
芭蕉気分でひねれども、1滴の俳句も出てこず・・・・
そういえば、アタシは今仕事中・・・
と、コーヒー買っていそいそと戻ったのでした。

それからというもの、
シメジは順調にモリモリ育ち、
程よいところで、刈り取られ、また顔をだし、刈り取られ・・・

人生ならぬシメジ生を全うしたことでしょう。


シメジのあとは、何がくるのか・・・・
ますます、水槽から目が離せません。


どうでもいい話。
最後まで読んでくれてどうもありがとう。
吉祥寺物語